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2007年1月 7日 (日)

そして、「枯山水 日本庭園」 63

 日本のアート (art) 枯山水 (かれさんすい)。
 枯山水は、美しさ と わび (侘び) のコラボレーション。
 (collaboration)

  「白砂と 十五の石で 大海原 」  京都 龍安寺
  「小空間 石で表す 全宇宙 」  京都 大徳寺 (大仙院)

寺名 開山年 創立者 初代住職
龍安寺 1450年 細川勝元
(1430~1473)
義天玄承 (日本)
(1393~1462)
大徳寺 1325年 赤松則村(円心)
花園上皇の院宣
宗峰妙超 (日本)
(1282~1338)
大仙院 1509年 六角政頼?
彼の息子が宗亘
古岳宗亘 (日本)
(?~?)

*龍安寺は、 北山邸=後の金閣寺 (西園寺家山荘) と同じく、
  徳大寺家の山荘を細川勝元がプレゼントされた空間。
  徳大寺家の祖は、徳大寺実能 (1096~1157)。
  この地に彼は山荘を。 妹が有名な待賢門院さん
  現住所は、京都市右京区龍安寺御陵下町。
*大徳寺は、 応仁 ・文明の乱で焼失後、「その端わたるべからず」
  一休宗純(一休さん) (1394~1481) が再建。
*大仙院は、 後の住職、沢庵和尚 (1573~1645) が 「たくあん」
  を考案したと云われてます。
  書院造り、「床の間」 「玄関」 の原初が国宝に。
  現住所は、京都市北区紫野大徳寺町。

 又、龍安寺と大徳寺 (大仙院)は禅宗寺院です。
 呉々も、「徳大寺」 と 「大徳寺」 は紛らわしいのでご注意を。

☆皆さん朝夕くぐる、行ってきますと、ただいまの 「玄関」。
 「禅思想」では、玄妙 (幽玄で微妙) の道に入る門との事です。
  家の中は、 「幽玄な世界」。
  但し、 「床の間」 が無いとだめなんです。
  これ又、 「有限な世界」 になってしまいます。

 そして、枯山水。 これは、「百聞 ・一見」。
 「箱庭」 「マッチ箱」 「猫額の土地」 の究極、空間表現。
 でも、ご心配なく、マンションのベランダより遙かに広いです。
 チャンスが有れば、是非ご自分の目でご確認下さい。
0
 きっと、そこには、「日本文化」 の真髄が・・・・・。  続く。

☆「幽玄」 を広辞苑で引きますと、
 奥深く微妙で、容易にはかり知ることのできないこと。
 あじわいの深いこと。
 上品でやさしいこと。
 情趣に富むこと
 優雅なこと。           皆さんのお家 (うち) と一緒でしょ!

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