そして、「枯山水 日本庭園」 63
日本のアート (art) 枯山水 (かれさんすい)。
枯山水は、美しさ と わび (侘び) のコラボレーション。
(collaboration)
「白砂と | 十五の石で | 大海原 」 | 京都 龍安寺 |
「小空間 | 石で表す | 全宇宙 」 | 京都 大徳寺 (大仙院) |
寺名 | 開山年 | 創立者 | 初代住職 |
龍安寺 | 1450年 | 細川勝元 (1430~1473) |
義天玄承 (日本) (1393~1462) |
大徳寺 | 1325年 | 赤松則村(円心) 花園上皇の院宣 |
宗峰妙超 (日本) (1282~1338) |
大仙院 | 1509年 | 六角政頼? 彼の息子が宗亘 |
古岳宗亘 (日本) (?~?) |
*龍安寺は、 | 北山邸=後の金閣寺 (西園寺家山荘) と同じく、 |
徳大寺家の山荘を細川勝元がプレゼントされた空間。 | |
徳大寺家の祖は、徳大寺実能 (1096~1157)。 | |
この地に彼は山荘を。 妹が有名な待賢門院さん。 | |
現住所は、京都市右京区龍安寺御陵下町。 | |
*大徳寺は、 | 応仁 ・文明の乱で焼失後、「その端わたるべからず」 |
一休宗純(一休さん) (1394~1481) が再建。 | |
*大仙院は、 | 後の住職、沢庵和尚 (1573~1645) が 「たくあん」 |
を考案したと云われてます。 | |
書院造り、「床の間」 「玄関」 の原初が国宝に。 | |
現住所は、京都市北区紫野大徳寺町。 |
又、龍安寺と大徳寺 (大仙院)は禅宗寺院です。
呉々も、「徳大寺」 と 「大徳寺」 は紛らわしいのでご注意を。
☆皆さん朝夕くぐる、行ってきますと、ただいまの 「玄関」。 | |
「禅思想」では、玄妙 (幽玄で微妙) の道に入る門との事です。 | |
家の中は、 | 「幽玄な世界」。 |
但し、 | 「床の間」 が無いとだめなんです。 |
これ又、 | 「有限な世界」 になってしまいます。 |
そして、枯山水。 これは、「百聞 ・一見」。
「箱庭」 「マッチ箱」 「猫額の土地」 の究極、空間表現。
でも、ご心配なく、マンションのベランダより遙かに広いです。
チャンスが有れば、是非ご自分の目でご確認下さい。
きっと、そこには、「日本文化」 の真髄が・・・・・。 続く。
☆「幽玄」 を広辞苑で引きますと、
奥深く微妙で、容易にはかり知ることのできないこと。
あじわいの深いこと。
上品でやさしいこと。
情趣に富むこと
優雅なこと。 皆さんのお家 (うち) と一緒でしょ!
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