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2007年1月 5日 (金)

そして、「茶の湯」 千利休 62

 お仕事始めが、昨日の方、本日の方、或いは8日から?
 今年の、裏千家の初釜は一月七日
 今の若者は、ペットボトル。
 茶の間では、お茶をすするのはお爺、お婆ちゃん?
 こんな感じの今日この頃。
 「おーい、お☆。」、「お☆にしませんか。」 等々
 飲料メーカーさんのご努力で何とか 「お茶」 は健在です。
 一時、珈琲、紅茶、スポドリンク等々に凌駕 (りょうが) され、
 緑茶がこの日本から、無くなってしまうのではと云う状況でした。
 飲料メーカーさんの C.M.が日本の若者の D.N.A.を
 揺り動かしましたかも。
 演技するタレントさんは凄くて立派。
 「健康」 と云う 「ワード (word)」 に乗せられ、つい ゴックン。
 そうなんです。
 お茶のスタートは 「お薬」 だったのです。

 お茶の系譜は、
 栄西 ⇒ 闘茶 ⇒ 村田珠光 ⇒ 十四屋宗悟 ⇒ 武野紹鴎 ⇒
 千利休 ⇒ 隠元和尚 (禅師) ⇒ 伊藤☆・伊★衛門 に。

 「茶の湯」 は、村田珠光から、千利休で盛り上り、今は「茶道」。
 花もそうでしたが、「道」 がついてしまうのです。
 この道はいつか来た道♪ ちょいとお屠蘇が???
 お屠蘇気分で!!
 「禅」 と 「朱子学 (儒教の教え)」 がマッチングして、「道」へ。
 なぜか、その物自体 (生け花・お茶等々) が美しいにも関わらず、
 無理矢理、後理屈で 「道」 を付けてしまいます。
 始末が悪い事、この上ありませんが 如何ともしがたいです。
 又、この後講釈がいじらしく、かわゆいのかも知れませんけど?
 気の弱い、初な男の子が 「大好きなお嬢さん」 の前で、
 わざと悪ぶったり、おどけたりするのと似てるのかも知れません。
 照れ屋で、素直な僕ちゃん達 「ガンバッテー」。
 お姉さん達?は、首を長ーーーくして待っています。
 待ちくたびれたお嬢さん達は、そんな彼を もうほっときましょう。
 所詮、男共は、意気地 (いくじ) がないものですから。
 意気地がない事を前提とすると 「楽」 ですよっと。
 ここで 「お茶」 が振る舞れ、「現 (うつつ)」 に。

 現 (うつつ) を重々理解の千利休が、
 夢 (ゆめ) である豊臣秀吉、金の茶室を全否定。
 鼻っ柱を挫 (くじ) かれ成金秀吉は、「力」 まかせの荒療治。
 これも、良くある、 現 (うつつ) の世界。
 未だ、屠蘇抜けず、 夢 (ゆめ) の世界へ再び。  続く。

 尚、お茶が薬の件は 「喫茶養生記」 をご覧下さい。

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