「禅宗」 「ZEN」 道元 の触り 24
道元 (1200~1253) は、出自が神官の息子、栄西と違い、
源頼朝と九条兼実ペアーの朝廷権力奪取計画にアンチ(anti)
した帝の危機の際に、必ず登場する村上源氏の末裔、
源通親 (みちちか) (1149~1202) が父と云う説があります。
母は藤原基房 (松殿) (1144~1230) のお嬢さんの伊子さん。
結果論ですが、伊子さんの父、基房は藤原忠通の次男として
生まれ兄の近衛基実が早世した後、繋ぎで摂政 ・関白となり、
平清盛に搾取された藤原長者領を奪還しようするも失敗に終わり、
(近衛基実の奥様は清盛のお嬢さんの平盛子さん)
更に、不運は清盛亡き後、1183年上洛し旭将軍となった
源義仲 (1154~1184) に、
お嬢さんの伊子さんをお嫁さんに貰ってもらい、
権力再構築しようと思っていた折りに、
源義経 (1159~1189) の登場でオジャーン。
結局、権力は弟の九条兼実が握る事に相成ったのです。
86歳の天寿を全うするも、以後の彼は、形式存在のみに?
兄と弟の狭間で割を食った藤原基房です。
伊子さんは源義仲の死後、
後家好きな?源通親の奥様になります。
源通親はとても機敏なお方で、
彼女以前、後鳥羽天皇の乳母をしていた
藤原 (高倉) 範子 (のりこ) さんを奥様にしていました。 続く。
*乳母は 「乳母(めのと)と云う女性(キャリア)」 をご覧下さい。
| 固定リンク
コメント