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2006年10月27日 (金)

藤原(高倉)範子と源通親 28

 やっと藤原(高倉)範子さんまで辿り着きました。
 刻々と変容する権力の所在地、激動の時代 (とき)。
 源通親は平氏に肩入れしていましたので、
 おいそれ源氏には即、なびけません。
 故に、次なるターゲット (target) は、
 後白河法皇 (在位 1155~1158)(1127~1192) と
 後鳥羽天皇 (在位 1183~1198)(1180~1239) ラインです。
 藤原(高倉)範子さんは、
 妹の藤原兼子 (卿局) (1155 ~1229)さんともども
 後鳥羽天皇の乳母をやっておられました。
 永井路子さんは、彼女の事を、とっても艶(つや)が有り、
 おっとりとした女性として描いています。
 蘇芳色が良くお似合いになり、すっぴんでも十分堪えられる・・・?
 蘇芳色は個人的には、如何なものかと思いますが、
 たぶん永井さんがお好きな色なのかも知れません。
 ここで、後に後鳥羽帝のお后になられる在子さん。
 平家都落ちが1183年ですので、御歳、13歳 (数え)。
 彼女も母親に似て、とってもこの頃から艶を感じさせる
 素敵な女性だった感じです。
 源通親はお二人に逢ったその時からゾッコン???
 彼のコンピューター (computer) は自動演算をスタート (start)。
                  続く。

*蘇芳色は 「日本の色(伝統色)見本」 でご覧下さい。
 <紫系 日本の色(伝統色)>にあります。

*乳母は 「乳母(めのと)と云う女性(キャリア)」 をご覧下さい。

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