藤原(高倉)範子と源通親 28
やっと藤原(高倉)範子さんまで辿り着きました。
刻々と変容する権力の所在地、激動の時代 (とき)。
源通親は平氏に肩入れしていましたので、
おいそれ源氏には即、なびけません。
故に、次なるターゲット (target) は、
後白河法皇 (在位 1155~1158)(1127~1192) と
後鳥羽天皇 (在位 1183~1198)(1180~1239) ラインです。
藤原(高倉)範子さんは、
妹の藤原兼子 (卿局) (1155 ~1229)さんともども
後鳥羽天皇の乳母をやっておられました。
永井路子さんは、彼女の事を、とっても艶(つや)が有り、
おっとりとした女性として描いています。
蘇芳色が良くお似合いになり、すっぴんでも十分堪えられる・・・?
蘇芳色は個人的には、如何なものかと思いますが、
たぶん永井さんがお好きな色なのかも知れません。
ここで、後に後鳥羽帝のお后になられる在子さん。
平家都落ちが1183年ですので、御歳、13歳 (数え)。
彼女も母親に似て、とってもこの頃から艶を感じさせる
素敵な女性だった感じです。
源通親はお二人に逢ったその時からゾッコン???
彼のコンピューター (computer) は自動演算をスタート (start)。
続く。
*蘇芳色は 「日本の色(伝統色)見本」 でご覧下さい。
<紫系 日本の色(伝統色)>にあります。
*乳母は 「乳母(めのと)と云う女性(キャリア)」 をご覧下さい。
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