紅梅 萌黄 二藍 香染 青鈍 57
平安朝で作成されたカラー
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紅梅 | 染料は藍と紅花 晩冬11月~春2月色 染色以外に織物色と重色目あり |
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朽葉 | 染料は紅花と刈安或いは支子 晩夏色 染色以外に織物色と重色目あり |
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萌黄 | 染料は藍と刈安或いは黄檗 春カラー 染色以外に織物色と重色目あり |
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浅葱 | 染料は藍と刈安或いは黄檗 初夏カラー 延喜縫殿式では淡い黄色で染料は刈安 |
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二藍 | 染料は藍と紅花(紅藍) 主に夏カラー 二藍は 「襲色目(秋は夕暮れ)」 で |
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一斤染 | 染料は紅花 庶民の春カラー 一斤染は「一斤染と紅色の違い過ぎ」で |
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香染 (こうぞめ) |
染料は丁子(丁の花の蕾) 香料を染料として使用、トライしたのは源高明とも? 服自体に香りつきが既にこの時、素敵っ |
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鈍色 (にびいろ) |
染料は樫などの樹皮 喪服カラー 源氏物語 葵 「濃き薄き鈍色どもを着つ」 「鈍色の直衣、指貫うすらかに衣がへ」 |
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青鈍 (あおにび) |
染料は藍と鈍色 藍染め布を更に鈍色で染色主に喪服の色 帝の喪服色は 「錫紵 (しゃくじょ)」 |
「二藍」、「一斤染」 は染め方法からの命名。
香染は香料を染料とした事に因んだ命名。
以上の色名 (色目) 以外の殆どが草木花から取った命名です。
紅梅、朽葉、萌黄、浅葱の4点に代表して貰いましたが、
ここに、平安朝の方々の創造溢れる色への拘り、
先染め織物として色出しした布地 (絹) も存在しますが、
それらの 「色」 を 「重色」 としてこの世に送り出してくれました。
それらの 「色」 は 「襲色目と重色目」 をご覧下さい。
☆注意 あくまでもこのサイトおよび 「日本の服の歴史」 サイトは
服飾布地カラーを前提にしています。
源氏物語での、
葵 「空の色したる唐の紙に・・・・・。」
澪標 「空色の紙のくもらはしきに・・・・・。」
等に 「空色」 が表現があります。それ以外にも。
又、顔料色目も紹介しておりません。 顔料は次回に。
この様に、太古~平安時代での 「色目」 を
全て取り上げてはおりませんので悪しからず。
☆二藍、鈍色、青鈍の色の違いが良く分からない皆様へ
ディスプレイの上から色をご覧下さい。
色合いの違いがお分かり頂けると思います。
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