黄橡 胡桃 柴染 橡染 榛染 54
太古から奈良朝の染色名
<褐色 ・墨(黒)・白系> | ||
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黄橡 | 染料は団栗(どんぐり)の傘 橡は紺黒系色 灰汁媒染の事 |
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胡桃染 (くるみ) |
染料は胡桃の実の皮や樹皮 |
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柴染 (ふし しば) |
染料は雑木 |
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橡染 (つるばみ) |
染料は団栗 鉄媒染の事 ダークカラー |
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秦染 (はりぞめ) |
染料は榛 (はしばみ) の樹皮 鉄媒染の事 榛染とも |
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白無垢 | 絹の白生地色 絹糸のセリシンを除いて (練る)、漂白した絹の色、光沢有 |
以上が太古から奈良朝の間に存在したと考えられる色目です。
勿論、これ以外の色目をありました。料紙を染めたもので文書に
記されています。但し、色の退行速度が速く存在確認が不明の
などの理由により、お示しできません。
例えば、杜若色(垣津幡染)、蓮葉染、等々。
しかしながら、少なくとも、今までの染色をもってすれば、
養老令に記されている、位階カラーを延喜式縫殿式を利用して、
色出しがいとも簡単? に可能になります。
次回は、養老令 衣服令 延喜式の位階カラーになります。
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