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2006年7月21日 (金)

無限の自然色数 43

 色を語りますと取り留めがなくなります。
 「人生色々」 のフレーズはそろそろ終わりを告げ、
 この秋には、世代交代が起こる様な世の中の趣ですが・・・。
 「人生色々」 は65億通り。
 その人口は、P.C.で色出し可能な 「色数」 を上まっています。
 しかし、自然界では当然 「色」 は無限に存在します。
 識別する感性が有る限りですが。
 その自然の色を 「服 ・物」 に染めたい ・ 彩色したい気持ちが、
 世の中に色数を増やしました。
 顔料においては、鉱物 ・有機原料は奈良時代までに殆ど出揃い、
 後は、絵師さんの配色センスに委ねられましたが、
 染料においては、奈良 ・平安 ・鎌倉 ・室町 ・江戸 ・明治中期
 まで草木染め手法で色出しの歴史が続きました。
 現在は化学染料で基本的にはどの様な色も色出し可能です。
 デジタルR.G.B色においては、当に今現在、鋭意努力中で、
 「金色」 が可能になりそうです。
 服の色出しにつきまして、その都度紹介していきますが、
 服色の欲求が強かった最初の時が、平安のみやび(雅)な世で、
 藤原道長さんを代表とする方々がそれらの欲望に答えてくれる
 世の中 (時代) を現出してくれました。
 色への飽くなき追求が 「重 (襲) 色目」 でした。 続く。
 
☆ お時間がありましたら 「襲色目と重色目」 を覗いて下さい。

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