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2006年7月17日 (月)

瓶覗のお友達、一斤染 41

 藍色になると信じていました所に 「緑味の青」のお出まし。
 これにはホント驚きました。 「エッ、嘘でしょう」 って感じ。
 世の中には、この様な事が起こり得るのです。
 染めを生業 (なりわい) にしない立場での草木染めは、
 何とも云えず面白く ・愉快です。
 それは、最後の最後まで、布が 「何色」 になるか解らない点です。
 ホント、お天道様次第。 これって結構、万葉的じゃありません。
 能天気と云えば能転気かも知れませんが・・・。
 今の時代は以前紹介しました様に
 草木染めの原料が簡単に手に入ります。
 紅花、紫根、茜、鬱金、五倍子 (ふし)、藍 等々。
 誰でも簡単に染め上げられます。お時間があれば是非お試しを。
 但し、奥も十二分に深いです。
 藍染めの一回浸しの瓶覗の続きですが、
 このバージョンの 「紅」 色が 「一斤染 (いっこんぞめ)」 です。
 この色は、極薄紅色です。
 紅花を一斤(いっきん、約600g)で
 絹一疋 (いっぴき、約40cm巾26m) の生地を染めると
 一斤染の色が出るとの事です。
 この色は平安時代にあった色で、 「聴 (ゆる) し色」
 とされていました。 続く。

☆ 日本の伝統色 (草木染めカラー) の色サンプルは、

 「日本の色 (伝統色) 見本」 ・・・サンプルカラー
 「重色目」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・二枚重ねカラー
 「襲色目」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・五枚重ねカラー

                         をご覧下さい。

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