色出し簡単、草木染め 39
一応、桜色の色出しは成功を収めた事にしました。
一番良い方法は、桜の木にはちょいと可愛そうですが、
太い幹の樹皮を木から剥がしてそれを煮出して色出しする事です。
桜の木の樹皮をよく見ると赤味があります。
桜の木の茶筒を長年使用していると、赤味が観られます。
草木染めにつきまして、艱難辛苦の事例を示しましたが、
これは万葉時代の方に習い身近な草木でトライせんが為の結果。
少し悪ふざけしただけです。
実際は、何処にもある蓬 (よもぎ) は思い通りに。
更に、玉葱の薄皮も。でも薄皮集めは大変。当分は玉葱料理に。
新玉葱はだめですからご注意下さい。
次に、藍染め。これが一番簡単かも知れません。でも奥が深い。
色んな 「青」 に染められます。
色の濃淡は、原料の多さと、絹布を浸し時間量で決まります。
江戸時代に 「瓶覗 (かめのぞき)」 と云う色名が登場します。
これは、藍を発酵させる為に保管しておく瓶 (容器) を
ちょいと覗いてみるから出た色名らしく、
発酵済みの藍原液の瓶に布をちょいとだけ浸した色で、
うすーい青色です。
インディゴ染めジーンズの超ブリーチアウトした色合いの感じです。
楽しい色名と思いません。 続く。
☆ 日本の伝統色 (草木染めカラー) の色サンプルは、
「日本の色 (伝統色) 見本」 ・・・サンプルカラー
「重色目」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・二枚重ねカラー
「襲色目」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・五枚重ねカラー
をご覧下さい。
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