悪戦苦闘の草木染め 38
泣きをみるこの体たらく。
先ず、緑色は葉をいくら集めても緑色を出せない事。
葉の緑でそのまま緑色を出せると思ったのが大間違い。
更に、一種類の原料では緑色を作成不可能。
緑色が欲しい場合は、絵の具の如く赤と青の混色で。
次に、桜色も花片の色はそのまま出せない事。
両方共に、とっても浅はかでした。
この様な際は、プロに聞くのが一番。 早速お聞きする事に。
桜色は、桜の樹皮或いは小枝で色出し可能との事。
更に、花が咲いている時期は良くないとの事。
「奢る桜久しからずや」 で、桜の花が散った後、
しばらく時間を置いてからの方がより良いとの事。
時の流れに身を任せ、
今か今かと逸る気を、
いかん、イカンと気を押さえ、
桜切る◯鹿、梅切らぬ馬◯、
ココが思案の思案橋、
桜、ご免の花盗人?、枝盗人、
早速煮出してほいさっさ、
絹布お鍋にざんぶらこ、
ゆっくりまぜまぜ、さあどうだ、
だからお願い側に置いてね?
仕上がり如何と気も漫ろ、
やっと念願かなったか?
結果、念願やや叶いました。ややと云うのは、うすーい桜色。
仄かに赤味がある程度の作。 続く。
☆ 日本の伝統色 (草木染めカラー) の色サンプルは、
「日本の色 (伝統色) 見本」 ・・・サンプルカラー
「重色目」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・二枚重ねカラー
「襲色目」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・五枚重ねカラー
をご覧下さい。
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