« 天照大神を模した天子の赤 24 | トップページ | 可視光線 波長の長い赤 26 »

2006年6月15日 (木)

邪気払い・お祝いの赤 25

 今の世ではこれ又、
 遠く忘れ去られそうな存在になろうとしている、
 お祝い事には付きものであった 「赤飯 (せきはん)」 と 「鯛」。
 病 (体を蝕む生物の悪戯 と 気持ちの揺らぎの物の怪等)
 になったり、取り付かれない様に、
 お祝いの席などには必ず饗せられました。
 つい先だって迄日常の出来事だったのですから、
 遠ーい昔には 「赤」 色の神秘的な力に魅せられた人々が、
 この色を  「物の怪退治用」  として活用したに違いありません。
 前出の長崎盛輝さんに依りますと、
 今では学習院の海水浴用水着?でしか
 使用されないと思われる 「赤いクラシックトランクス (褌) 」 も、
 水着ファッションカラーではなく、
 海の魔除け対策だったと述べられています。
 更に今のタトゥーファッションのご本家は、
 (この事は、卑弥呼さんの時代より以前とされています。)
 漁師さん達が海に潜る際に丹土 (たんど・にづち 赤色の土の事)
 を体に擦りこんでいたそうです。
 しかし幾ら擦りつけても水の中では落ちてしまいます。
 そこで体の内部に埋め込んだのが文身(いれずみ)の始まりとか。
 何れにせよ、「赤」 は畏れ多い力を持っいたと信じられていた事、
 そして今でも明日でも、ずーっと太陽・女性は、
 素晴らしく素敵なものであり続ける事になるのです。 続く。

☆ 「赤飯」 は和菓子屋さんの店頭でご覧頂けます。???
  「鯛」 はお相撲さんの優勝記念撮影の際にご覧頂けます。
  (お)めで「たい」 の鯛はシャレ? 「赤」 いお魚さんだから。

|

« 天照大神を模した天子の赤 24 | トップページ | 可視光線 波長の長い赤 26 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 邪気払い・お祝いの赤 25:

« 天照大神を模した天子の赤 24 | トップページ | 可視光線 波長の長い赤 26 »