邪気払い・お祝いの赤 25
今の世ではこれ又、
遠く忘れ去られそうな存在になろうとしている、
お祝い事には付きものであった 「赤飯 (せきはん)」 と 「鯛」。
病 (体を蝕む生物の悪戯 と 気持ちの揺らぎの物の怪等)
になったり、取り付かれない様に、
お祝いの席などには必ず饗せられました。
つい先だって迄日常の出来事だったのですから、
遠ーい昔には 「赤」 色の神秘的な力に魅せられた人々が、
この色を 「物の怪退治用」 として活用したに違いありません。
前出の長崎盛輝さんに依りますと、
今では学習院の海水浴用水着?でしか
使用されないと思われる 「赤いクラシックトランクス (褌) 」 も、
水着ファッションカラーではなく、
海の魔除け対策だったと述べられています。
更に今のタトゥーファッションのご本家は、
(この事は、卑弥呼さんの時代より以前とされています。)
漁師さん達が海に潜る際に丹土 (たんど・にづち 赤色の土の事)
を体に擦りこんでいたそうです。
しかし幾ら擦りつけても水の中では落ちてしまいます。
そこで体の内部に埋め込んだのが文身(いれずみ)の始まりとか。
何れにせよ、「赤」 は畏れ多い力を持っいたと信じられていた事、
そして今でも明日でも、ずーっと太陽・女性は、
素晴らしく素敵なものであり続ける事になるのです。 続く。
☆ 「赤飯」 は和菓子屋さんの店頭でご覧頂けます。???
「鯛」 はお相撲さんの優勝記念撮影の際にご覧頂けます。
(お)めで「たい」 の鯛はシャレ? 「赤」 いお魚さんだから。
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