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2006年5月13日 (土)

蜜柑の黄橙~夕日の赤 9

 「緋(ヒ・あか)」 は 「日(火)」 の文字転用?で赤味が強い赤色。
 「あっ・かー」 は、黄・橙・赤色すべての色のひとくくり表現。
 この事は、今の私たちにも、いとも簡単に感じられます。
 朝日は、晴れたウイークデーの 「つとめて」
 夕日は、晴れたホリデーの 「ゆふぐれ」     いとをかしです。
 黄色~赤色の何色もの色数を見る 「気持ち」 があれば、
 必ずや目に映る筈です。
 日向夏の黄
 文旦の黄
 レモンの黄
 夏蜜柑の黄
 蜜柑の黄橙
 金柑の橙
 ネーブルの橙
 ポンカンの橙
 マーコットの赤橙
 夕日の赤
 ってな色が見えましたかしら
 (果物やさん、八百屋さん、マーケットの店頭でのカラーです。)
 こんなに色の違いがあるにも関わらず、
 色表現は 「黄」 「橙」 「赤」。
 橙(代々・冬に実が落ちない)にしても正月の飾りのミカンですし。
 赤味が強い朱色、緋色の表現方法を除けば、
 黄色~赤色は、
 山吹色 鬱金(うこん)色 柿色 茜色 牡丹色 躑躅色 等々
 植物の花、果実、根の固有名詞をお借りしないと表現できません。
                                       続く。 

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