虹の配色への悪戯 14
再度、虹の配色をご覧下さい。






虹の配色図の一番左の色が紫色になっています。
実際の虹は、半円形の配色になり、
一番上、TOPが紫色になります。 (副虹の場合)
「だから一番。」 と云うような子供騙しな事は申し上げません。
絵の具で、紫色を出すには、
紫色の隣の青と一番右の赤を混々(まぜまぜ)して作ります。
奈良・平安時代の顔料での紫色は、「紅色の臙脂と藍花の植物
性顔料との混色によってつくり出されたものと思われる。」 と前出
の長崎さんは述べられています。
染料でもダイレクトに紫色を出せる草木原料はありません。
高価だった紫根 (紫草の根) を原料として、
媒染剤に椿の灰とお酢を使用して色出しをしたとの事です。
なぜ、それ程までの力を入れ紫色を生み出しのでしょうか。
虹の一番上の紫色と離れすぎている一番下の赤色を
「仲良しさん」 にしたかったからではないでしょうか。 続く。
☆ 臙脂 (えんじ)
紅花の色素を灰汁とお酢で沈殿させたものとの事。
正月恒例の 「箱根マラソン」。 早稲田大学の臙脂の襷は有名。
★ 虹の配色の順番 主虹と副虹
雨上がりに見える虹、最近ご覧になりましたか?
半円状の虹の架け橋 主に見える主虹 上から下
「赤」・「橙」・「黄」・「緑」・「青」・「藍」・「紫」 の7色
稀にその主虹の上に副虹がかかる時があります。
その副虹は、主虹の上にかかります。
その虹の配色の順序は、全く逆になります。
「紫」・「藍」・「青」・「緑」・「黄」・「橙」・「赤」 の7色
主虹と副虹の両方が見えたらとてもラッキーです。
主虹 ⇒ 女性 副虹 ⇒ 男性 そして、
女性 ⇔ 男性 とっても辻褄が合うと思いませんか?
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