五行説の世界観を超克 12
どちら様が企図された発想かは、知り得ませんが、
なな何と、世の中・世界・宇宙を網羅していると思われた 「思想」 を
いとも簡単に、ナニゲニ?超克してしまいました。
五行説の世界観の上に 「徳」 と云う宇宙観を付与したのです。
こんな素敵な考え方をむかーし・昔の日本人が考え出しました。
「脱帽もん」 なんてレベルじゃないですよね。
そのTOP中のTOPの 「徳」 に、「紫」 色を配したのです。
未確認ながら隋 (589~618年) の時代に紫が評価されたとも?
近代経済学的経済合理性で解き明かす様な代物で
「紫」 を語る事はとても低次元なオ・ハ・ナ・シになると考えます。
ちーと過激かな?
お隣中国では、紫色は、特にもてはやされてなかった感じです。
長崎盛輝さんの 「色・彩飾の日本史」 には、
『中国では紫は古くは間色(不正の色)として卑しまれた。』
と記述されています。
「不正の色」 の意味合いがよく理解できないのですが、
色としてナンバーワンでなかった事には間違えありません。
あくまでも中国では、
「黄」 色が№1で、黄帝 皇帝 エンペラーです。 続く。
☆ 黄 ・青 ・赤 ・白 ・黒を五方正色
緋 ・紅 ・紫 ・緑 ・碧を五方間色と云った様です。
間色は時代により異なっています。
紫色は中国春秋時代の斉の桓公さんがお好きだった感じです。
「斉桓公好服紫」 と 『韓非子』 にあるとか?
☆ 「陰陽五行説」 は 「続 平安朝 (平安時代) 衣装」 で。
| 固定リンク
コメント