奈良朝の心意気(大胆不敵) 36
吉祥天女さんもふく(膨)よかに描かれていますので、
美夜受比売(みやずひめ)様もきっとその様な。
故に杉本苑子さんのくだり(条)は
「ふくよかな君のスタイル、もちもちっとした君の腕」と云う事に?
さすが江戸の絵師は日本女性を 「素敵に・お洒落に」
描いて下さっていますが、
写実?を旨とするあちらの画家さん達はそうじゃございません。
描かれている「女性」は、オオムネ(概ね)、
お太りになっていますよね。
「みやび」の前のお話しをしていますので
「いき」 で 「いなせ」 の時代(とき)はさわ(触)りまで。
この時代(とき)の女性達の 「心意気」 お分かり頂けたでしょうか。
このお二人の親子の前の 「元正女帝」
(680~748年 在位715~724年)さんは
「続日本紀」 (しょくにほんぎ)
(797年出来上がり、日本書紀の続編)に
「冷静婉○(えんれん)」 であったと書かれているそうです。
女偏ですので早速、漢和辞典で調べました。
婉はたおやかで上品、若くて美しい
○は女偏の右側、糸偏の小無し 言 糸偏の小無し この下は心
で、見目良い、素直 とありました。
今までの四文字熟語を集めますと、
「才色兼備」 「大胆不敵」 「豪放磊落」 「天真爛漫」 「眉目秀麗」
「泰然自若」 「冷静沈着」 ってな感じ。 お目々が白黒。
次回からは、いよいよ、インナーウェアーのお話しを。
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