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2006年1月13日 (金)

奈良朝の服(鏡・歌舞伎座) 12

 私共の鏡の前に立たれた皆さんは、必ずや、こうおっしゃいます。
 「ウチの鏡ではぜ・ん・ぜ・ん 「綺麗」 に見えないわよ」 って。
 それは、はっきり言ってそうなんです。
 大概、皆様お持ちの大きな鏡は、
 姿見の縦のみ高い鏡・洗面所の横に長い鏡 (垂直)
 マンションにお住まいの方は、
 玄関の壁に埋め込まれた鏡 (垂直) です。
 お職業柄、特大サイズをお持ちの方は除きます。
 まずこの垂直が具合が悪いです。
 鏡に映った素敵なお姿を見ている目線は、
 顔以外のお姿を 「下」 に見る事になります。
 ステージで歌ったり・踊ったりされるお方。
 舞台で振る舞われる歌舞伎役者さん。    
 達を皆さんご覧になる目線は 「上」 を観ますよね。
 変な日本語。
 要は下から見ていますよね。
 ここなんです。
 この見方は、そこで振る舞われているお方が、
 その本もの?よりも、より綺麗に・より大きく観えるのです。
 ちょいと意地悪な言い方をすると、
 歌舞伎座の一般席よりもチケット代が高い
 二階席の両サイドの枡席に極上の 「おめかし」 を
 なさったお嬢さん・ご婦人方は
 「玉三郎より 「私」 の方がひょっとしたら綺麗。?」 って
 錯覚できるのです。
 これは、パリ・ミラノのオペラ座のVIP席も然(しか)りです。 続く。

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