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2005年12月23日 (金)

奈良朝の服(令集解)四

 本題のについてです。
 『上衣にて男服の大袖にあたる。西宮記に長袂礼服と記し、
  北山抄には大袖と書けるにても知るべし。
  内親王及び女王内命婦の一位以上は深紫の色、
  女王二位以下内命婦三位以上は浅紫、
  命婦の四位は深緋、五位は浅緋の制なりき。』 との事。
 西宮記は 「みやびと服(匂い)四十四」 でお話ししました。
 北山抄は
 藤原公任(きんとう)さん(966~1041年) のお書きになったもの。
 公任さんは藤原道長さんと同年代の方で又いとこ同士です。
 道長さんのお爺さんは師輔(もろすけ)さん、
 公任さんのお爺さんは実頼(さねより)さん、
 そのお爺さん達のお父さんは藤原忠平さん、
 前回にお話しした延喜式の処で出てきた方です。
 北山抄には時の政府の年中行事や臨時の儀式・作法・習わしなどを
 多くの典籍を調べて書き上げたもの。
 西宮記と並び後々の方々には重要なご本だったみたいです。
 袂(たもと)は着物のお袖部分で、
 源高明さんは長袂と藤原公任さんは大袖と表現なさっています。
 普段見られる高級料亭の女将さんがおめしになっている
 お着物のお袖と
 成人式にお嬢さん達がおめしになる振り袖のお着物のお袖の
 中間くらいの長さのお袖です。
 内親王はこの時代、帝の姉妹と帝のお嬢さん。
 今の皇室典範では、
 嫡出の皇女および嫡男系嫡出の皇孫である女子となっています。
 つい先だってまで内親王だった紀宮様は
 結婚されてその立場ではなくなりました。
 お世継ぎ問題で今何かとホットな話題になっています。
 女王は内親王のお声が未だかからないない皇族のお嬢さん達。
 イギリスのエリザベス女王とは全く違います。
 内命婦は帝のお側で身の回りのお世話をなさっておられた方。
                  続く。

★ 今日は「天皇誕生日」 お陰様で大抵のお方は三連休。
 皇位継承問題で久々に大きな展開があるやも?
 その時代変化をしかと御確認なさって下さい。
 お誕生日心よりお祝い申し上げます。

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