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2005年12月27日 (火)

奈良朝の服(令集解)六

 この時代の褶(ひらみ)・裙(うわも)は
 『一幅を裁ち替えて、狭きを上にてある也。
  中略 上の方は狭く、下の方はひろごる様に縫へる一ひらのままの、
  折襞(ヲリヒダ)もなき平裳なりけん。』  とありますので、
 みやびの世の後身のみのロングスカートの裳(も)の様に
 プリーツ(襞)がなく、30~36cm?の巾の布一枚を上手く処理して
 紐を付けて(丈は足元まで)着飾っておられたと思います。

 襪(したうず) 靴下です。 昔の厚いスキー靴下って感じ。
  『下沓(シタグツ)の義。白地の錦を以て作れる足衣』
  白地の錦ですので、
  白の糸で地模様を作っていた考えられます。
  厚い綿のソックスの 「絹」 製かしら
  (絹の黒シーム有りストッキング・
  後ろ姿のセンター黒筋一直線は、
  何とも云えなくセクシーでかっこよいですが、ソックス?)
  或いは、足袋(たび)の指部分がないものって感じ。

 潟のさんずい無し (くつ) メンズは素材が皮だった様ですが、
  『綠(みどり)の帛(キヌ)もて縫ひ、飾るに金銀以てす。
  内命婦のくつは黒き帛にて銀のみの飾なり。』
  ですので、ご婦人のくつは布製だった事になります。
  余りお外に出かける用事はなかった訳ですから布製? 

 又、この当時と思われるくつは、
 宮内庁ホームページの正倉院で見る事ができます。
 宝物検索は 「ぬいのせんがい(繍線鞋)」 で検索。
 注意  正倉院  コピ可  ペ不可。
 可愛ゆい (北倉152 繍線鞋第1号) 「くっく」 (沓・靴)
 があったでしょう。  続く。

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