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2005年11月 5日 (土)

匂い(花名が色名に) 44

 みやびの時の 「色」 をお話しのま・と・め。
 ここからの 『』 は十八回で紹介しました山崎さんの引用です。

 『古代の色名は中国から伝えられた赤、朱、黄、青、紺、縹、黒
  などそのままの文字に日本のよみかたがつけられて日本の色名に
  なった。』
 『染材料その名が色名になった、蘇枋で染めた色が蘇枋色、丁子
  で染めた色が丁子色、うこん(鬱金)で染めた色が鬱金色・・・。』
 『平安時代には花名が色名になった。紫苑、桔梗、桜、紅梅・・・』
 
 花の名が色名で書き残されている書物が、(写本で現存する。)
 今現在は 「西宮記」 との事。

 『北村哲郎氏は王朝の彩飾の中に次のように書いてある。
  いつ頃からそうした襲色目に四季の花の名を付すようになった
  のかは明らかでないが、装束の色目に植物名を当てることは、
  十世紀中末期の著述と思われる源高明の「西宮記」に下襲の色目
  について、桜、藤、柳、紅躑躅という表現が、蘇枋、二藍などという
  色名と共に使われているから、かなり早くからのことであったと考え
  られる。おそらくそれは衣服の形状や呼称が中国式から国風へ
  転換した十世紀初頭に遡り得るのではないかと
  思われるのである。』

 下襲は、Mens Wearでシャツの後身頃がとても長い物。
 源高明(914~987年)さんは、醍醐源氏。
 お父さんは、ご存じ、「古今和歌集」 のお作りを命じられた
 と云われている醍醐帝(885~930年)
                  続く。

☆ 花名が色名になっている詳細は 「襲色目と重色目」 で。

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