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2005年11月21日 (月)

布色形(懐練襲の下襲) 52

 「掻練襲・懐練襲の下襲」 の下襲は後身頃がとても長いシャツと
 四十九回でお話ししました。
 後身頃は細長いしっぽ(尻尾)状の布で歩くと当然引きずる。
 (一番長い物で4m近くあった物も?)
 ふんずけちゃったら、ころんじゃうぞー っと。
 下襲は、今のまじめなリーマンさん達の 「唯一」 の違いを表明
 できる、「ネクタイ」 の存在みたいの物だったようです。
 (みやびの時の方々は、決して唯一ではなく、おめしになっている
 物の中でも、やや 「違い」 が証明できるかな?って程度位?)

 悔しいけれど、清少納言さんのとっても 「お洒落」 って云う
 掻練襲・懐練襲の下襲は、「イメージ」 できません。
 豪華絢爛な物には間違いないと思うのですが・・・・・。
 ちょいと気になるのは、「色」 の件で、
 「草木染日本色名事典」 の山崎さんは
 色目は無く説明文で 「紅」 と。
 「日本の色辞典」 の吉岡さんは色サンプルが有り 『やや薄い紅色』
 と書いてあり、サンプル色はどう見ても、ごく当たり前の 「ピンク」。
 「枕草子」 での清少納言さんは、男性のファッションについて、
       「色」 は 「青」~「紫」 の間が確か、お好きって・・・。

 ちょいと、考えたく無いですが、彼女は、
  「掻練襲・懐練襲の下襲」 に色気があり、ゾクゾクしたのでなく
  「それを」 おめしになっておられた方にゾクゾク?            続く。

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