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2005年11月13日 (日)

正絹布 織り文様 枕草子 48

 みやびの世界でお召しになっておられた 「布」 は基本的には 「絹」。
 それ以外は考えられないのですが、何せ約1000年前。
 「枕草子」 では、「綿衣(わたぎぬ)」 と云う表現でわた(綿)入の
 ガウンかハーフジャケットか不明なのですが綿入りの何かをかけて
 お昼寝したと云う風に書いてあります。
 この綿にしても、くずまゆ(屑繭)をほぐして乾燥させた真綿の事
 だろうと思いますし。
 この真綿も繭ですので絹100%になります。
 故に、真綿があったのなら、お布団ができても良かったと思うの
 ですが、十五回で語りましたように、どうも敷き布団までにはならな
 かったみたいなのです。
 敷き布団だと軽過ぎて使い勝手が悪かったのかも?
 「枕草子」 に記述されている布に類する物を書き出してみます。
▼ 生地とおぼしき物
   輸入物(中国製)の錦(にしき)
   輸入物(中国製)の羅(うすもの)
   正絹(すずし)
   練絹(ねりぎぬ)
   掻練襲・懐練襲(かいねりがさね)
   (これは、布味と色名があり、色だと表裏共に紅色との事)
▼ 織り方とおぼしき物
   織物(ひらおり)・綾織(あやおり)
   固織(かたおり)
   浮織(うきおり)
▼ 地織り文様かプリント文様とプリント方法
   摺(す)り物
   村濃(むらご)染め
   巻(まき)染め
   絞(しぼり)染め
                   この位しか出てきません。

 錦は厚い布で多色の糸を使用して織り上げた物、中国からの
 輸入物が上等だったみたいで、今の最高級と云われているイタリア
 のコモのほとり(畔)で生産された 「絹布」 の様な物だったのか?
 現在コモ湖から全世界に供給されている状況の感じ。
 私共も 「絹布 」 はこちらより輸入。
 「絹」 「綺麗な水」 「命」。
 「コモ湖」 には、二人ですわ(座)ってペダルをこ(漕)ぐ白鳥の
 乗り物は、決して浮かんでいません。  続く。

「枕草子 衣装に関するお話し」 はこちらへ

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