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2005年11月17日 (木)

正絹布(衣冠束帯) 50

 文様織りは、裏地付きの単衣でも 「絵」 から確認できますので、
 薄地の布でも可能だったと思われます。
 最後に清少納言さんがたいへんお好きだった 「掻練襲・懐練襲
 (かいねりがさね)の下襲」 は、Men's Wear です。
 私共は、Men's Wear に関しましては全くの門外漢です。
 故に、今まで一度も Men's Wear について語りませんでした。
 少納言さんの大好きな 「掻練襲」 のお話しに触れたいので、
 ちょいとさわ (触) りだけ。

みやびの時の Men's Wear は
 
 フォーマル(礼装) 「束帯 (そくたい)」 略装は 「衣冠」
 カジュアル(日常、普段着) 「直衣 (のうし)」
 スポーツ (運動着) 「狩衣 (かりぎぬ)」
これだけです。
礼装時のアイテム (単品) は
 
 フォーマルジャケット 袍 (ほう ・ うえのきぬ)
 ロングベスト 半臂 (はんぴ)
 後身頃のとても長いシャツ 下襲 (したがさね)礼装時のみ着用
 シャツ (数枚重ねる) 袿 (うちぎ)
      この部分が十二単のガウン三にあたります。十回で。
 肌着 単衣 (ひとえ)?
 ワイドパンツ 表袴 (うわばかま)
 トランクスの丈の長いの 下袴 (したばかま) 下着?

 日常、普段着の「直衣」と運動着の 「狩衣」 は、ジャケットの違い。

 「直衣」 は今のテーラードジャケットの感じ?
 「狩衣」 は今のラフジャケット或いはブルゾン感覚?
 ジャケットの 「形」 をイメージしないで。あくまでも感覚で。
 神社の神主さんがおめしになっている上着の感じ。 続く。

まさか道長様?
    紫式部日記 「束帯」

    藤原道長さんかしら?
    藤の花を頭につけて
    「下襲」 は、シッポ?

    「衣冠」 は下襲の
    ズルズル布を脱ぎ、
    「指貫(さしぬき)」
    (ワイドパンツの裾に
     紐があり閉じられる。)
     に着替える。


「重修 装束図解服制通史」 関根正直著 昭和7年5月5日から。

大きな 「絵」 はこちらへ。
詳しい説明は 「束帯と衣冠」 でご覧頂けます。

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