女と男の心模様(夜の静寂) 54
夜のしじま (静寂) につつ (包) まれ、
ふと、縁側 (高欄) から、空を見上げると、
そこには、「月」。これは 「ツキ」 がある。 ラッキー?
かどうかは、知らねども、
いつ (何時) まで、待てばよいの? 今日お逢いした 「彼」 を
ってなもんで、
あてど (当て所) ない時を、
す (過) ごすのか否や。
このエンディング (結末) は、皆様で・・・・・。
(この時代、夜、彼(殿方)が、彼女の居る処にお邪魔する事が
常だったとの事です。 かよ(通)い婚。)
物語の展開は、「よしなに」、にしましたが、
当の彼女側は、たまったもんじゃーありません。(来ぬ場合)
そこでです。彼の 『気持ち』 を動揺させる大作戦の決行。
キャリアの彼女達 (女房) は外出時以外、
お仕事場とプライベートルーム(個室・つぼね(局))とでの生活です。
この個室と云うのは、今の世のドアを閉めれば 「私だけのお部屋」
と云うような代物と違い、間仕切り(几帳(きちょう))、簡単に云うと
ついたて (衝立) だけのものでした。
カーテン一枚で隣合わせの感じ。 続く。
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