襲色目(秋は夕暮れ) 30
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「秋」 は夕暮れでなく 「秋」 の花木は
平安の世・京都 七月~九月 重ね(襲)色 |
今の世・東京・近郊 8月中旬~11月中旬頃 |
萩 表蘇芳・裏緑 女郎花 表黄・裏緑 桔梗 表二藍・裏薄緑 菊(黄) 表黄・裏濃緑 紅葉 表黄・裏蘇芳 百合 表紅・裏朽葉 櫨(はぜ) 表茜・裏黄 紫苑 表薄紫・裏緑 青朽葉 表緑・裏朽葉 朽葉 表朽葉・裏黄 りんどう 表蘇芳・裏緑 栗 表蘇芳・裏丁子 すすき 穂の先が蘇芳ですって |
赤萩・黒萩も花札? おみなえしはひらがなが良い お花屋さん? お墓参り? 菊人形? 言わずと知れた美しさ カサブランカ 「歩く姿は?」 花が小振り 仏語の響き?(シィウォン) 落ち葉たきのさつまいも? 絵画館前の銀杏狩り りんりんりんどうの♪ ? 栗ご飯と天津甘栗? お月見? 秋桜(こすもす)百恵さん? サルビアはいつもいつも歌? |
二藍(ふたあい) 藍 (あい)ともう一つは紅 (くれなあい)。
二色の混色。あいが二つでふたあい?紫色
この大昔のシャレは何と「お洒落」。
「二人の愛」 と違いますって。
※ 蓼藍(たであい)の 「青」 と呉藍(くれあい)の 「紅」 を
混ぜた色。
(こちらは十八回で紹介した吉岡さんのご説明。)
「蓼」 は、葉や茎から 「青」 の染料とのこと。
蓼食う虫の 「たで」、食べると辛いみたい。
「呉」 は、三国志の孫権さんが治めた国。紅の紅花は
中国からの輸入物。この時は、契丹・北宋
「藍」 は、この時代には 「染料」 の総称とのこと。
今云う藍はデニムのインディゴブルーの事。
その時代のインディゴブルーは、「縹(はなだ)」 色。
茜(あかね) やや暗い赤色
丁子(ちょうじ) くすんだ深い黄色
「紫苑(しおん)」 は見たこと無い。淡い紫色の花をつけるみたい。
京都の何処かの 「お庭」 にちょうど今頃咲いているとの事。
次回は 「冬」 の花木に。
十二単の 「絵」 はこちらへ。
清少納言 枕草子の衣装(服) に関する色々。
襲色目と重色目の資料 はこちらでご覧頂けます。
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