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2005年10月 3日 (月)

襲色目(春は曙・あけぼの) 27

 平安朝のみやびの時の染色で使用される 「色数」 は非常に
 少なかったようです。
 野にある草木から (中国等からの輸入物も含め) 抽出して染料
 を作っていました。
 「草木染め」 の詳しい事は、十八回で紹介しました、
 山崎・吉岡さんのご本でお調べ下さい。
 とかく、私達は、「新しい」 ものを欲しがります。
 その歴史の事実は、今も日々連綿と続いています。
 平安の世では、
 数限りある 「色」 ですので、勢い 「新色」 が欲しい。
 と云う事と、例えば桜の 「花びら」 の 「色」 を身にまと(纏)いたい。
 と云う 「思い」 が、染色された布を重ねる事により実現させました。
 十九回で語りました 「桜」 色のたとえ(例)です。
 なな何と 「大胆不敵」 で 「オシャレ(お洒落)」 な発想。
 以下、そのテクニック(技)を書いてみます。

      ★ 表は文字サイズ「」でご覧下さい ★

  「春」はあけぼの でなく  「春」の花木は

   平安の世・京都
 一月~三月 重ね(襲)色
   今の世・東京・近郊
  2月中旬~5月中旬頃
 紅梅    表白   裏蘇芳
 桜     表白   裏紅
 すみれ   表紫   裏薄紫
 山吹    表朽葉 裏黄 
 藤     表紫   裏萌黄
 つつじ   表蘇芳 裏薄紅
 柳     表白   裏薄緑
 若草の数々 表薄緑 裏濃緑
 梨の白い花
 湯島・亀戸の 白・紅梅
 上野・隅田の  桜
 観賞用の   パンジー?
 越生町の   山 吹
 牛島・亀戸の  藤
 根津・笠間の つつじ
 
 
 秋の幸水・長十郎等美味しい
 道路脇の   アザレア
 母の日の  カーネーション

  蘇芳(すおう)       黒味を帯びた赤色
  朽葉(くちば)        赤味を帯びた黄色 か(枯)れ葉の色
  萌黄(萌葱)(もえぎ)   青と黄との混色 ねぎが蕾から出た色
    (秋葉 「萌え系」 fashion、萌え出ずるの 「萌」 )

 ってな感じ。
 花木は清少納言さんが 「枕草子」 で整理してお書き下さっていま
 すので、その中から取り上げました。(今後の四季共に)     続く。

十二単の 「絵」 はこちらへ。
清少納言 枕草子の衣装(服) に関する色々。
襲色目と重色目の資料 はこちらでご覧頂けます。

 ☆ ボストンの松井秀喜さんに 「エール」 が届いた?
   ワールドシリーズも「5・5 松井 Go ・Go ・Go」。

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