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2005年10月11日 (火)

襲色目(冬はつとめて) 31

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「冬」 はつとめて(早朝)でなく    「冬」 の花木は

   平安の世・京都
  十月~十二月 重ね(襲)色
   今の世・東京・近郊
  11月中旬~2月中旬頃
 椿        表蘇芳 裏紅
 篠(ささ)     表白 裏緑
 木賊(とくさ)  表萌黄 裏白


 花木はこれ迄
 雪の関連で、
 初雪       表白 裏淡白
 雪下       表白 裏紅
   白くうっすらと積もった
   雪の中から顔を出した、
   赤は何だったの?
 大島の    あんこ椿
 篠だと七夕、時期が違う?

 水仙の白と黄と緑
 さざんかは 咲いた道♪?
 クリスマスの
 ポインセチア シクラメン
 ゴールドクレスト
 紅白歌合戦?
 
 お正月の千・万両の赤・緑
 松・竹・梅、お酒じゃないよ

 「木賊(とくさ)」 は見たこと無い。土筆(つくし)んぼに似てる。
 「初雪」 は表の白が白正絹(すずし)裏の白が練絹(ねりぎぬ)。
 白正絹は生糸(きいと)の織物で、加工前の練ってないもの。
 練絹は 練ってやわらかに仕上げた絹布。
 こちらの方が上等で素敵。
 (練るは、わら(藁)を燃やした後に残る灰等であく(灰汁)を作り、
  それと生糸と一緒に煮て、動物性タンパク質を除く作業と
  思われる。)
  その練り糸で織り上げると、
  絹布がしっぽり柔らかく、たまらなく良いものらしい?
  現物に触れてみることができないのが 「悔しいー。」 次回へ。

 十二単の 「絵」 はこちらへ。
 清少納言 枕草子の衣装(服) に関する色々。
 襲色目と重色目の資料 はこちらでご覧頂けます。

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