襲色目(観て・見て・感じる) 33
変わっていない事は、有るはずがない。
変わらなければ、進歩も後退も無くなってしまうから。
平安の世と今の世では、朝起きて、床につく迄の 「時」 を過ごす間、
眼(まなこ)に入いる 「色」 の分量はそんなに変わらないと思います。
決定的に違うのは、
「生きとし生けるもの」 の刻々と変わる 「色」 を
観られる 「時」 の分量が少なくなった事くらい?
数多くの 「生きているもの」 の色変化を、その時々を、
「観て」 「見て」 「感じる」 事が
可能だった平安の 「みやび」 な世界で、
その空気を味わっておられた方々が、織りなした 「色取り取り」。
私共、可能な限り、汗だくで、引き継ぎますよっと。 どっこい。
次回からは、
自然界にある 「お手本」 を手本としそれに 「遊び心」
を更に入れ、
かも(醸)し出された 「品々」 を見ていきまーす。 続く。
今回は、ちょいと、くどかった、かしらん?
襲色目と重色目の資料はこちらでご覧頂けます。
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