中秋の名月(末摘花) 一
「光」 が無いと 「もの」 が見えない。
当然ですよね。
十二単の十七回の絵で、
架空の 「末摘花」 様がお出になりました。
「光源氏」 様ー、ライバルときそ(競)い
「末摘花」 様と素敵な一時をお過ごしになりましたよね。
なぜか秋に 「お知り合い」 になられたのに、
「お久ー。」 の冬の雪の一夜、
翌朝の雪の光に照らされた 「末摘花」 様をご覧になり、
「ギャー。」 はないですよっと。
でも、さすが 「光源氏」 様、
彼女を最後まで面倒をみるなんて素敵。
なぜか野にある末摘花は、
あの素敵な 「桜色」 を表現できる染料である
「紅・紅花」 の 「別名」 なのです。
もう一つ、
秋の 「末摘花vs光源氏」 の日は 「いざよい(十六夜)」、
明るいはずなのに、何と 「おぼろ(朧)月夜」 だったんですって。
ちょいと今回は、
今年の 「中秋の名月」 のお日柄が迫っていますので、
ちーと、そのお話を。
陰暦の8月15日が今年は来る9月18日(日)にあたるとの事。
ご自分で光っている様に見える(太陽光の反射)十五夜お月さん。
昔はうさぎさんが飛び跳ねていた。
そんなことはある訳が・・・。
もっと昔は、十五夜の後も 「オシャレ(お洒落)」 な命名を。
9月18日(日) 十五夜・望月(もちづき)
9月19日(月) 十六夜
9月20日(火) 立ち待ち月 月の出を立って待つ。
9月21日(水) 居待ち月 月の出を座って待つ。
9月22日(金) 臥し待ち月 月の出を横になって待つ。
9月23日(土)後は 有明の月 朝方眠い顔で見る?
☆ 2006年の中秋の名月は10月6日になります。月齢は13.6日。
なな何と、「情景」 が連想できる言い方。
「光」 がともしび(灯火)、或いはかがりび(篝火)しか無い時代。
「月の光」 はとっても貴重ですよね。
お仲の良いお二人?が、今か、今かと月の出を待つ。
とっても 「素敵っ」。
今の世は、「大観覧車」 で 「お月見」?
「月」 なんて 「目」 に入らないか?
「いと・を(お)かしい」 続く。
| 固定リンク
コメント