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2005年8月25日 (木)

十二単とはレイヤードルック十

 「十二単」 について語りますが特に下記を参考文献にしています。
 「重修 装束図解 服制通史」 関根正直 昭和7年5月5日発行

 「十二単」 は掻い摘んで申し上げますと
 レイヤードルック (重ね着の装い) だったのです。
 今のお嬢さんのキャミソール・タンクトップの重ね着の様なものです。
 但し、普段着(カジュアル)ではなく正装 (フォーマル) でした。
 今で云うキャリアファッションです。
 清少納言さん、紫式部さん達のお勤め着 (仕事着) なのです。

品目 (アイテム) は、

 ハーフジャケット 唐衣(からごろも)
 後身のみのロングスカート 裳(も)
 ガウン一 表着(おもてぎ)
 ガウン二(張り有り) 打衣(うちぎぬ)
 ガウン三(この枚数は色々)  
     (五枚の場合) 五衣(いつつぎぬ)
 ガウン四 単衣(ひとえ)
 超ワイドバギーパンツ 袴(はかま)
 キモノ(肌着) 短い小袖(こそで)の様なもの?

 キモノから着て段々上に付け重ねて最後のハーフジャケットで、
 服は完成。 ってな感じ。  次回へ。

 「十二単と単品の絵」 はこちらへ。
 「十二単の彩色絵の資料」 はこちらへ。
 「襲色目と重色目」 はこちらへ。
 「十二単の詳しい資料」 はこちらへ。
 「平安時代のキャリアウーマン(女房)」 の生き方はこちらへ。

 ☆ 関東地方・東海地方にお住まいの方々は「台風」に呉々も
   ご注意 なさって下さい。
   用事がない限り、「おうち(家)」でゆっくり。

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