みやびと服(雅とは) 八
今回は 「みやび(雅)」 についてです。広辞苑では、
みやび 【雅】
(ミヤブの連用形から)
一 宮廷風であること。都会風であること。
優美で上品なこと。万四「あしひきの山にしをれば―なみ」
二 洗練された感覚をもち、
恋愛の情趣や人情などによく通じていること。
風雅。風流。伊勢「昔人は、かくいちはやき―をなむしける」。
「―なことば」「―に舞う」
みや・ぶ 【雅ぶ】
[自上二](「宮」に接尾語ブのついた語)
上品で優美である。
しとやかに気高い。風流である。
万五「梅の花夢(イメ)に語らく―・びたる花とあれ思(モ)ふ」
反対 俚(サト)ぶ・鄙(ヒナ)ぶと説明しています。
八月八日の 「解散」 のお触れが出た際に
「宮ぶ」 をちょいと語りましたが、
お題が 「みやびと服」 ですのでそちらのお話を。
平安の世の超セレブ(著名)人の藤原道長さん。
権力と云う代物をお手に入れられた後は、
毎日のように祝宴(セレブレーション)。
権力と冨と名誉の三点そろい踏み。
これじゃー 「鬼に金棒」 「弁慶になぎなた(長刀)」
「小泉さんに解散」 じゃございませんか。(最後はちーと違うか?)
用意周到な道長さんでもちょいとほろ酔い気分、
宴たけなわのお席で
「この世をば我が世とぞ思ふ望月の うんぬん(云々)」
こんなお歌を詠われるのも、さもありなんですよね。 続く。
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