紫式部と道長のみやび 一
紫式部さんの日記は 「紫式部日記」。
道長さんの娘さんの処でお仕事をしていた際、
お産で娘さんが実家で過ごされていた二年弱の間に見聞きした
事柄などをお書き留めになったそうです。
紫式部さんも道長さんのおうち(家)で
一緒にお暮らしになっていたんですって。
道長さんも 「普通の子煩悩のお爺さん」 で
お孫さんを抱きたくって毎日のようにご自分の娘さんのお部屋に
かよ(通)っていたそうです。
当然それ以外にも、このお子さんのお父さんは時の帝で、
道長さんにとっては、お仕事の立場をより良くする上にも
かけがえのない大事大事なお孫さんだったのです。
ただ、通う際には式部さんの寝泊まりしていたお部屋の脇を
通らないと行けなかったそうです。
昨今のように 「隣は何する人ぞ」 と判らないのと違って、
その時代は密封されたお部屋ではなく
外のね(音)が耳に入るお部屋作り。
嫌でも道長さんの動きが
手に取るように解ったと思われます。
嬉しい事が続いている、とある時、
道長さんがいつもより早くお目覚めになり、
いつものごとく娘さんの処へお邪魔する折、
ちょいと時間を持て余し、式部さんにコンタクト。 つづくー。
「十二単の彩色画」 はこちらでご覧下さい。
「十二単と単品の絵」 はこちらです。
「平安時代のキャリアウーマン」 で紫式部達、女房について。
「紫式部のお好みの色」 で源氏物語 玉鬘の衣装について。
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